いうまでもありませんが、日本人と欧米人では骨格が違います。
その違いが、日本人と欧米人のスイングの違いに反映されています。
ボディターンがしにくい日本人は手打ちをマスター
日本人の場合、欧米人に比べて骨盤の前傾角度が小さく、
アドレスしたときにお尻が落ちやすい傾向にあります。
ボディターンで打つには、骨盤の前傾角度を保つことが絶対条件と
なります。後傾するとスエーしやすくなるからです。つまり、元々
骨盤が前傾している欧米人にとってボディターンは非常に有効ですが、
前傾の少ない日本人にとっては無理を強いられる方法なのです。
そこでクローズアップされるのが腕です。体だけでなく腕を重視し、
積極的に使うことで精度の高いショットが打てるようになります。
ただし、ここで言う腕とは肩甲骨から先と考えてください。肩甲骨から
手までの間には、肩・肘・手首と3つの関節があります。
これらを連動させることで腕のしなりが使えます。肩から先を1本の
シャフトのよラに使えば、どんな長尺クラブよりも長いので、これに
体の動きが加わるので飛んで当たり前なのです。
肩、肘、手首を使って腕のしなりを生かす
肩から先の関節を柔らかく使えれぱ、体を使わなくても飛ばせます。
もし足を揃えて腕だけで振る方法でポールが飛ばなかったら、関節を
柔らかくしましょう。
試しに、右手を前に出して手首を左右に回してください。拳をギュッと
握っていなけれぱ、肩から先の関節はスムーズに動きます。
一方、拳をギュッと握っていると手首を回す動きがぎこちなくなります。
要するに不要な力はマイナスということ。すべての関節に言えることです。
また、腕を振る際には連動性も重要です。すなわち、肩、肘、手首と、
体に近いほうから動かしていくことです。
さらに、強く振るだけでなく、フォローでは左肘を上手く使いましよう。
インパクトからフォローでは、手首・肘・肩の順に曲がっていきます。
これが左腕の連動した動きになります。